スリランカに来て約2週間が経ちました。
この間、スリランカと日本の様々な文化の違いに触れていますが、一番の違いは、やはり"食事を手で食べること"でしょう。
"食事を手で食べる"
これは日本人の一般的な感覚からすれば、行儀が悪いことであり、原始的な行為と言えます。実際のところ、私もスリランカに来る前はそう思っていました。
しかし、スリランカに来て感じたことは自分の想像以上に、"手で食べること"がスリランカの食事文化にとって重要であり、急速に発展している現代スリランカでも決して廃れていない一般的な行いということでした。
今回は手で食べる食文化を考察する中で、協力隊員として感じたことを綴ってみたいと思います。
なぜ手で食べるのか?を理解するには、スリランカの食事についての基礎知識が欠かせません。
一般的な日本人の認識では、スリランカの人々は毎日カレーを食べていると思われているかもしれません。これは、カレー(スパイス)味のものを食べているという意味では正解ですが、日本人が想像する所謂ライス&カレーとは意味が異なります。
私自身、スリランカに来るまで知りませんでしたが、スリランカの食事も日本食と同じように"ご飯"と"汁"と"おかず"、所謂日本の"定食"のよう構成されています。スリランカの人々は昔から米を主食としていますが、バットと言われる米がご飯に当たります。スリランカの米は日本のコメと違って少しパサパサしているのが特徴です。スープを飲む習慣が無いスリランカではこのパサパサした米を食べるためにホッダ(又はホディ)と言われる汁ものが必ず付いてきます。このホッダは野菜や魚、肉と
スパイスを混ぜて作られるもので、これが所謂日本のカレールーに当たります。他に、サラダが付いたり、ドライカレーのようなドロッとしたカレー味のおかずが付くことがありますが、"ご飯"と"汁"だけは必ず付くのが一般的です。この"ご飯"と"汁"を食べるとき、"手"は最良の手段となります。
手で食べることは、正確には"右手の指先で捏ねて食べること"を指します。
指先で捏ねる理由は2つあります。
1つは安全性の自確認です。普段、骨と共に調理する肉や魚、野菜であれば
皮や種など食べられない部分を選別して取り除くのに手は最適な手段と考えられています。
もう1つは、美味しさの調整のためです。指先で捏ねて食べるときご飯と汁とおかずを皿の
上で一口量に調整しますが、どのおかずを取るのか、ご飯と汁の比率をどうするかは
食べる人の好みに委ねられます。スリランカには"食事を2回味わう"という言葉があるようで
1回目は右手の指先で、2回目は口で味わって食べるのがスリランカ流なのです。
さて、まだ2週間ほどですが、毎日手で食べていて気付いたことが一つあります。
それは、スリランカ料理は手で食べたほうがおいしいということです。
実際に、最初は面倒だった手で食べることも、"食事を2回味わう"という言葉の意味を知ってから
面倒ではなく楽しめるになりました。
"手で食べる"
これはスリランカの食文化そのものであり、スリランカ料理と切っても切り離せない作法
ではないかと感じています。
急速に都市化するコロンボでも"手で食べる"作法が普通に残っている理由は、この食文化に
要因があるのかもしれません。
この点については、まだ経験していないことも沢山あるので、これから少しずつレポートして
いきたいと思います。
最後に、上述したような食文化への出会いは、これから始まる2年間の活動の中では序の口
かもしれません。ただ今回の経験は、これから協力隊員として活動を始める自分自身にとって
とても重要な気付きを与えてくれました。それは"草の根の活動"をモットーにする青年海外協力隊員
として、"まずは現地の人と同じようにやってみること"が重要であるということです。
日本と比べれば、衛生面、安全面、価値観など様々な違いがあり嫌なこともありますが、それでも
恐れず毎日挑戦していくことが、本当に良い活動を行うために大切だと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
※個人的な意見を書いており、間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。
LANKAFUL LIFE
光輝く島スリランカで一日一生!青年海外協力隊(環境教育)の活動記録
2013年10月15日火曜日
2013年10月10日木曜日
コロンボにて
前回の更新から早くも4か月が経過。
この間、いろいろなことがありすぎて、ここでは書ききれません。
(ただ更新をさぼっていただけですが。。笑)
簡単に書くと、
2週間の技術研修の後、70日間の派遣前訓練を長野県の駒ヶ根市で受け、
10月3日に2年間の活動地であるスリランカにやってきました。
さて、スリランカに来て早くも1週間が経ちました。
食べること、シャワー、寝ること、バスに乗ることなどなど全てのことが
初めての経験で勉強の毎日です。
そんな貴重な毎日を少しでも記録して、また発信していかなければ!
と思い、錆びついたブログを復活することにしました。
2年間の活動は始まったばかり。
今日から出来る限り更新していきます。
【本日の写真】
コロンボにあるJICAスリランカ事務所のオフィスより。
この間、いろいろなことがありすぎて、ここでは書ききれません。
(ただ更新をさぼっていただけですが。。笑)
簡単に書くと、
2週間の技術研修の後、70日間の派遣前訓練を長野県の駒ヶ根市で受け、
10月3日に2年間の活動地であるスリランカにやってきました。
さて、スリランカに来て早くも1週間が経ちました。
食べること、シャワー、寝ること、バスに乗ることなどなど全てのことが
初めての経験で勉強の毎日です。
そんな貴重な毎日を少しでも記録して、また発信していかなければ!
と思い、錆びついたブログを復活することにしました。
2年間の活動は始まったばかり。
今日から出来る限り更新していきます。
【本日の写真】
コロンボにあるJICAスリランカ事務所のオフィスより。
2013年6月17日月曜日
技術補完研修(環境教育)スタート
JICA九州国際センターに到着。
今日から約2週間、環境教育の技術補完研修が始まります。
6月17日~21日 @JICA九州国際センター(北九州)
6月22日~30日 @JICA市ヶ谷ビル(東京)
まず、技術補完研修とは、
青年海外協力隊員(以下、協力隊員)が受入国からの要請内容に的確に
対応するため、その協力活動の分野において必要とされる実務的な
技術・技能などの向上を図ることを目的とした研修であり、職種に
よって変わりますが、1週間~1か月程度で行われるのが通常です。
私の場合、職種が"環境教育"であるため、環境教育に必要な研修が
実施されるのですが、この"環境教育"というのがまた曲者です。
なぜなら、環境教育と言っても活動は千差万別で、
小学生に環境教育を実践する人もいれば、環境教育を実践する先生を
指導するためのプログラムや教材を作る人もいる、はたまた市役所で
ゴミ回収の仕組みづくりをする人もいれば自然公園の管理や植樹の推進
を行う人もいる。"環境"という言葉が様々な意味を持つように、
環境教育に課せられた要請も様々なのです。
そんな背景があっての研修なので、プログラムの種類も豊富です。
・日本の廃棄物管理の先進的な事例や取り組みについて
・生ゴミのコンポスト処理の仕組みや実践
・開発途上国における公衆衛生、ごみ処理問題などについて
・環境教育の手法や地域住民とのコミュニケーションの取り方
などなど(※大まかな概要の記述であり、一例です。)
さて、前置きが長くなりましたが、この2週間の研修で2つ目標を立てました。
① 良い意味で"頑張らない"こと
② 語学勉強と研修を両立すること
①について、社会人5年間を通して様々な研修を受けてきて一つはっきりした
ことは、"研修は本番ではない"ということです。
研修でどんだけ頑張っても、本番で使えなければ意味がないし、研修で意気込んだ時に
限って本番にはその気持ちが薄れているものでした。
なので、今回は良い意味で頑張らず、少し斜め目線で研修を受けようと思っています。
きれいな理論を習うのは気持ちいけど、何もない環境で、教育をほとんど受けていないような
人達に使えるのか?研修中だからこそ、あえて最悪の状況を想定していきたいと思っています。
②について、これは前職の経験から痛感していることで、技術や知識があっても
一緒に働く同僚とまたは一緒に活動する現地の人々と"信頼関係を構築すること"が
出来なければ、その技術や知識は宝の持ち腐れとなってしまう。
多くの協力隊OV(old volunteerの略)の方の話を聞いていると、言葉や現地のことが
わかってくるまでに1年ほど掛かってしまうため、その間は活動を進めることが
なかなか難しいようです。2年の期間は長いようで、やっと活動が進みだしたときに
終わってしまうことが多いようです。言語の習得と信頼関係の構築は100%ではないけど、
言葉がわからなければ、信頼関係が築けないのも事実です。
未知の言語シンハラ語をどれだけ早く習得できるか?
出発は10月だけど、今からコツコツやるしかありません。。
退職してから今日まで約2週間、つかの間の休息でしたが、また新しいチャレンジがスタートです。
大変なことが多いかもしれないけど、"今を全力で楽しみたい!" この一言に尽きます。
よし、頑張るな!俺 (笑)
PS
写真は先日食べた、スリランカカレーとミルクティー・チャイ(2つの店で)
今日から約2週間、環境教育の技術補完研修が始まります。
6月17日~21日 @JICA九州国際センター(北九州)
6月22日~30日 @JICA市ヶ谷ビル(東京)
まず、技術補完研修とは、
青年海外協力隊員(以下、協力隊員)が受入国からの要請内容に的確に
対応するため、その協力活動の分野において必要とされる実務的な
技術・技能などの向上を図ることを目的とした研修であり、職種に
よって変わりますが、1週間~1か月程度で行われるのが通常です。
私の場合、職種が"環境教育"であるため、環境教育に必要な研修が
実施されるのですが、この"環境教育"というのがまた曲者です。
なぜなら、環境教育と言っても活動は千差万別で、
小学生に環境教育を実践する人もいれば、環境教育を実践する先生を
指導するためのプログラムや教材を作る人もいる、はたまた市役所で
ゴミ回収の仕組みづくりをする人もいれば自然公園の管理や植樹の推進
を行う人もいる。"環境"という言葉が様々な意味を持つように、
環境教育に課せられた要請も様々なのです。
そんな背景があっての研修なので、プログラムの種類も豊富です。
・日本の廃棄物管理の先進的な事例や取り組みについて
・生ゴミのコンポスト処理の仕組みや実践
・開発途上国における公衆衛生、ごみ処理問題などについて
・環境教育の手法や地域住民とのコミュニケーションの取り方
などなど(※大まかな概要の記述であり、一例です。)
さて、前置きが長くなりましたが、この2週間の研修で2つ目標を立てました。
① 良い意味で"頑張らない"こと
② 語学勉強と研修を両立すること
①について、社会人5年間を通して様々な研修を受けてきて一つはっきりした
ことは、"研修は本番ではない"ということです。
研修でどんだけ頑張っても、本番で使えなければ意味がないし、研修で意気込んだ時に
限って本番にはその気持ちが薄れているものでした。
なので、今回は良い意味で頑張らず、少し斜め目線で研修を受けようと思っています。
きれいな理論を習うのは気持ちいけど、何もない環境で、教育をほとんど受けていないような
人達に使えるのか?研修中だからこそ、あえて最悪の状況を想定していきたいと思っています。
②について、これは前職の経験から痛感していることで、技術や知識があっても
一緒に働く同僚とまたは一緒に活動する現地の人々と"信頼関係を構築すること"が
出来なければ、その技術や知識は宝の持ち腐れとなってしまう。
多くの協力隊OV(old volunteerの略)の方の話を聞いていると、言葉や現地のことが
わかってくるまでに1年ほど掛かってしまうため、その間は活動を進めることが
なかなか難しいようです。2年の期間は長いようで、やっと活動が進みだしたときに
終わってしまうことが多いようです。言語の習得と信頼関係の構築は100%ではないけど、
言葉がわからなければ、信頼関係が築けないのも事実です。
未知の言語シンハラ語をどれだけ早く習得できるか?
出発は10月だけど、今からコツコツやるしかありません。。
退職してから今日まで約2週間、つかの間の休息でしたが、また新しいチャレンジがスタートです。
大変なことが多いかもしれないけど、"今を全力で楽しみたい!" この一言に尽きます。
よし、頑張るな!俺 (笑)
PS
写真は先日食べた、スリランカカレーとミルクティー・チャイ(2つの店で)
2013年6月10日月曜日
再出発の再出発
5月31日で会社生活の幕が閉じた。
6月から再出発だ!と意気込んだのもつかの間、先週は目まぐるしい1週間で
そんなことを考える余裕は全くなかった。
引越し、役所手続き、お世話になった方への挨拶、期限が迫った課題や書類作成などなど。。
そんな訳であっという間に1週間がたってしまったので、仕切り直し!
今日は、再出発の再出発日だ!
ゆっくりでも一歩一歩前に進んでいこう!
あ~課題や語学勉強で机に向かってばかりだから、全然良い写真が無い。。(泣)
ということで、GWに行った五島列島(野崎島)の写真を!
6月から再出発だ!と意気込んだのもつかの間、先週は目まぐるしい1週間で
そんなことを考える余裕は全くなかった。
引越し、役所手続き、お世話になった方への挨拶、期限が迫った課題や書類作成などなど。。
そんな訳であっという間に1週間がたってしまったので、仕切り直し!
今日は、再出発の再出発日だ!
ゆっくりでも一歩一歩前に進んでいこう!
あ~課題や語学勉強で机に向かってばかりだから、全然良い写真が無い。。(泣)
ということで、GWに行った五島列島(野崎島)の写真を!
2013年5月20日月曜日
LANKAFUL LIFE
自分は特別な何かを持っているわけではない。
よし、がんばるぞー!
どちらかと言えば、特技なんて無いほうだ。
でも、"想い"だけは人一倍持っていたかもしれない。
高校生のときに、学校にも行けず海外のゴミ山で働く子供達の映像を見て、
"将来は世界の環境問題解決に貢献したい"と心に呟いた。
あれから約10年・・・大学4年間、社会人5年間・・・
何かしら"環境"と名のつくところで活動続けてきた。
そしてまた、新しいスタートラインに今、立っている。
青年海外協力隊は決して夢なんかじゃない。ゴールでもない。
夢を叶えるためのスタートラインだ!
まだまだ未熟な自分に何ができるのか?
いや、未熟だからこそ踏み出せた一歩だ。
この10年間積み上げてきた経験、そして想いをこれからの2年間にぶつけたい!
何ができるかまだ手探りだけど、、、踏み出せばきっと道は開ける。
毎日小さな一歩を全力で積み重ねたい。
2年半後、胸を張って日本に帰ってきたい。
2年半後、胸を張って日本に帰ってきたい。
そのために、光輝く(sri)島(Lanka)で"一日一生"
これが、"ランカフルライフ"に込めた想いだ。
よし、がんばるぞー!
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